今、日本では保育士の求人が注目されていることをご存知でしょうか。晩婚化、少子高齢化という流れもあり、年々生まれる子どもの数が減少しています。また生活の環境変化や家計の問題などから共働きをする家庭も今では珍しくなく、家で子どもを見る時間が減ってしまったからです。最近では待機児童という新たなワードも生まれ、子どもを保育園に預けたいのに抽選制といったルールで預けられない家庭が多くいます。中にはとある保育園に子どもを絶対預けたいと他の空いている保育所には目もくれない家庭もあります。しかし、最近募集されている保育士の求人はなにも保育所だけで働くとは限らないのです。例えば歯医者などでは親御さんが安心して診療できるように、子どもを退屈させないようにとキッズスペースが設けられているところが多いです。もちろん医院内で働いているスタッフさんが目を配らせてくれますが、なかには歯科医院でありながら保育士の募集を募っているところもあるようです。こういった歯科医院だと子を持っているお母さんやお父さんならより興味を惹かれてしまうことでしょう。他には病院、イベントなどでの託児所での勤務などがあります。そして意外なことに場所によっては図書館でも保育士の募集をしていることがあります。これは親にとっては非常に嬉しく、子どもの面倒を見てもらえるうえにさまざまな本に出会う機会を作ることができます。子どもの頃から感受性を育むことができますし、子どもとの話題作りにも一役買ってくれることでしょう。私たちの生活が少しでも楽になるように保育士の勤める場所も変化が表れているようです。