がん治療で自毛を失ったみなさんに使って欲しいのが、医療用かつらです。辛い治療中に、自毛までもが抜けてしまうのは、ストレスになるでしょうが、医療用かつらの利用により、本当に気が楽になるのです。医療用かつらの使い方で大切なのは、はじめに下地キャップを使うことです。ウィッグが安定し、汗がかつらに付着するのを予防し、毛髪がある場合は、毛がまとめられて着けやすくなるのです。
抗がん剤の副作用などで毛髪が抜ける人には、医療用のかつらをおすすめします。医療用かつらの素材はたくさんありますが、天然の毛のかつらなら、スタイリングが楽しめますし、カラーリングも可能なんです。それだけでなく、人の毛ならではの自然なツヤもあります。軽量感やメンテの容易さを重要視するのなら、合成繊維が挙げられます。
現在、医療用のかつらの主流は人の毛と化繊のミックスで、手入れの容易さ、自然な風合いなどが人気となっています。
普通のかつらと比べて、医療用ウィッグは、抗がん剤の副作用などで毛髪を一時的に無くした患者のためのウィッグで、違和感なく着けることができるよう、たくさんのアイデアが盛り込まれています。医療用ウィッグのずれないようにする工夫としては、ピンを用いたり、アジャスターベルト、シリコンやテープで接着したり、という方法が使われています。ウィッグがずれるかもしれない気苦労は、活動を制約してしまいがちですが、医療用のウィッグは、気苦労なく装着することができるのです。
医療用のかつらは使いやすさにもこだわったものが多いです。素材にもこだわり、付け心地に不快さを感じないように作られています。医療用と聞くとバリエーションはどうかと思われるかもしれませんが、毛の色も色々ありますし、さまざまなヘアスタイルを楽しむことも可能です。ウィッグがずれないようなアイデアもありますので、不快感が比較的少なめだと思います。